京都のプロフェッショナルに学ぶ

KCJSの授業内での取材記事です。

日本の伝統美:鎧

鎧の長い歴史

鎧について非常に面白いことは鎧の歴史です。鎧が最初に作られたのは1200年以上前。平安時代から作り続けられてきました。アメリカ人である私にしてみれば、その長い歴史はすごいです。アメリカの歴史は300年に満たないので、日本の鎧のように歴史のあるものはありません。鎧は本当に日本の過去の一部分で、そのような歴史を感じさせる物が今も作り続けられているというのは珍しいです。

卯月さんの鎧

卯月さんの鎧

卯月さんの目標

shimamoto2なぜ卯月さんは現在も、昔、戦争のために使われていたものを作りながら、教室で作り方を教えているのでしょうか。鎧は、もう戦争のために使われていないので、何のためのものなのでしょうか。卯月さんは、鎧の作り方の知識と技術を守ることが大事だと考えているから、その知識と技術を教えているのです。鎧の作り方は日本の文化の上で非常に重要です。それを失わないために、卯月さんは、他の人にもその知識と技術を覚えて欲しい、また、作り方の知識と技術を広めたいと考えています。そのために、卯月さんは、発想を柔軟にしました。卯月さんが公案した鎧の作り方の面白いポイントは、紙を使うことです。昔は鎧を作るために牛の皮を使っていました。鎧を一つ作るのに牛を三頭使って、非常に高かったし、時間もかかりました。牛の皮を使ったら、鎧を一つ作るのは4年間がかかりました。それでは、鎧作りの知識と技術を広めることが難しくなります。そこで、牛のかわりに、特殊な紙を使い始めました。紙と言っても、うるしを20回ぐらい塗ります。うるしを使えば、紙が堅くなりますが、牛の皮を使うより時間がかからないし、安く出来ます。一年で鎧が一つ作れます。卯月さんの日本の伝統を守りたいという情熱とそのための工夫は本当に素晴らしいと思います。

作る時の想い

卯月さんは、鎧を作り、鎧の作り方を教える人として、鎧作りで一番大切なことは、作る時の想いだと言っていました。つまり、何かを作りたいという気持ちがどれだけ作品に込められているかが大切だということです。例えば、鎧のそでに藤の花のデザインがしたかったら、何度も藤の花を見に行って、そのイメージを頭に描きながら、一生懸命そのデザインを作ります。そうすることで、鎧は、単なる物でなく、作品になるのです。 

アメリカ人とヨーロッパ人の態度の違い

また、卯月さんは、アメリカ人の生徒とヨーロッパ人の生徒との面白い違いについて話してくださいました。卯月さんによると、アメリカ人は、忍耐力が少なくて、早く鎧を形にしたがるそうです。一方で、ヨーロッパ人は、自国にも鎧の歴史があるから、鎧を作る前に鎧の歴史について色々知った上で鎧を作りたがるそうです。この違いにはびっくりしました。アメリカ人とヨーロッパ人は、同じ文化圏に属するので、鎧に対しての態度も似ているはずだと思っていたからです。アメリカ人として、ヨーロッパ人の方が鎧の伝統や作り方をより理解しているというのはちょっとはずかしいです。

卯月さんの鎧

まとめ

卯月さんの鎧を見に行くのは楽しくて、面白い経験でした。外国人には、寺や神社以外の伝統的な日本の物は見る機会があまりありません。日本の歴史や伝統は本当にユニークなので、鎧作りの先生として、その美しい文化を守っている卯月さんを応援したいです。

 

クリス・シマモト

KCJSサマープログラム2013

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

情報

投稿日: 2014年4月25日 投稿者: カテゴリー: 2013Summer

ナビゲーション

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。